Month: 4月 2021
バイクと自動車の交通事故の過失割合
大きな怪我になりやすいバイクの交通事故
バイクと自動車の接触事故は、交通事故の中でも非常に大きな怪我をしやすいことで知られています。
保険を適用するのは基本中の基本ですが、その時の過失割合に関しても覚えておかなければいけません。
過失割合とは、どちらがどれほどの責任があったのかという数値です。
交通事故に対する過失の割合ということで、保険の負担にも関わってきます。
実際にバイクの任意保険加入率は40%程度しかありません。
しかし、大きな怪我になりやすいバイクだからこそ、任意保険をかけ、どのような形となるのか理解が必要です。
小さい存在だから責任が少ないと判断される
交通事故として過失割合を決めますが、車の方が高くなるのが基本です。
これは車の方がサイズが大きいためで、そのぶんだけ危険を避けるように運転する責任があると考えられます。
過失割合は責任の割合でもあり、車の方が安全を確認していかなければいけないことを示しているのです。
バイクが小さい存在だからですが、ここには回避能力が関わっています。
バイクの方が小回りがきき、回避できるように見えますが、車よりもリスクを避けられないとしているのです。
バイクと車の交通事故では過失割合をめぐる裁判も起こされます。
示談交渉がうまくいかなかった時には裁判となるケースが出てきますが、バイクの状況によっては過失割合が逆転してしまう可能性もあるのです。
バイクは小さい存在だから事故を起こしても負担が少ないと思うのは軽率です。
状況によれば車よりも大きな損害賠償を請求される可能性が出てくるため、保険は必須であると言えるでしょう。
過失割合はバイクが有利とは限らない
過失割合として考えると、よくある巻き込み事故の場合、左折でバイクが巻き込まれたとします。
一般的には過失割合は40:60辺りであり、バイクは4割の過失があるとされやすい状況です。
しかし、バイクが加速しており、時速15km以上速度超過をしていたのであれば、過失割合10%プラスされます。
更に30Km以上速度超過があれば、20%プラスされてしまうのです。
この時点でも車よりも大きな損害賠償責任が出てくるのがわかるでしょう。
特に車の方が合図もしっかりと出しており、バイクが急加速して死角に入ってきたような状況では、過失割合はバイクの方が高くなるのです。
保険という面ではこうした条件が出てきます。
しかし、怪我をおってしまえばそれどころではありません。
特に大きい怪我をしやすいのがバイクの方です。
軽い怪我でもできるだけ早く接骨院などを受診し、状態の確認をする必要も出てきます。
これは後から保険会社ともめないためにも大切なことで、怪我の原因が交通事故であったことの因果関係をはっきりさせなければいけないからです。
後から痛くなったと言っても対処しにくい部分があるので、交通事故にあったらできるだけ早く対処していきましょう。
バイクの交通事故でよくあるパターン
車の死角に入るリスク
館林でもよくあるバイクの交通事故の原因は、お互いが認識できていないところあります。
お互いがどこにいるのか分かっていれば、かなりの確率で事故を防げるのです。
しかし、見えないところにいたらどうでしょう。
ふと気がついた時にバイクが来たという経験は、車を運転したことがある人であれば誰でもあるはずです。
これはお互いを認識できなかったからこそ起きる状態で、非常に危険の高い状況にあるのを理解しなければいけません。
車の死角に入ってしまうと、事故の可能性は非常に高くなります。
バイクから見ると、車側は見えているだろうと勝手に解釈しますが、いくつも死角が存在しているのです。
例えば車の後方を左側は、ドライバーから死角になりやすい場所です。
車にはピラーと呼ばれる屋根とボディを繋ぐ柱があります。
このピラーの陰に隠れてしまうと、全く見えない状況が生まれたりするのです。
さらにボディの影に入ったりしても見えません。
バイクを運転するドライバーとしても、車側から見える位置に自分を置くのは、交通事故防止に絶対の条件と言ってもいいでしょう。
バイクの加速性能が交通事故に繋がる
バイクの加速性能は車に比べて、かなり高い性能を持ちます。
一瞬で加速して追い抜いていくバイクの姿はかっこいいかもしれませんが、車のドライバーから見ると予測を超える可能性が出てくるのです。
例えば、後方の遠方にいたバイクが、突然急加速して近づいてきたとします。
車側からすると予測を超えた場所にバイクがいるかもしれません。
こうなると、死角に入るのと同じ状況が出来上がります。
交通事故で重要なポイントになるのは、事前予測です。
事前予測がつかない位置にいると、びっくりする事があるでしょう。
つまり、未来にどこに何がいるのかを考え、運転しているからです。
事故を防止するためにも大事なことですが、バイクの急加速はこうした事態を壊します。
もう一つ加速が速いことにより、バイクのドライバー自身の反応速度を超える可能性があります。
テレビの衝撃映像などでも出てきますが、急激な加速で運転できなくなりだこうしてぶつかるといったケースがあります。
これもバイクの事故の類型の一つであり、非常に危険な状態となるのです。
追い抜きによって起こる交通事故
バイクで非常に危険なのは、車体が小さいからこそをすり抜けたりしていく運転です。
首都高速などでもよく見かけますが、渋滞している中で細かく左右に動かし走っていくバイクがあります。
非常に素早く動けるかもしれませんが、車の死角に入る可能性が高く、思わぬ動きに対応できる追突してしまうケースがあるのです。
相手が止まっている車であればまだ大きな怪我はしませんが、お互い動いている状態となると大きな衝撃がかかります。
いくらヘルメットをかぶっていても、道路に叩きつけられる衝撃は、死亡事故につながったりするのです。
非常に危険な交通事故の多いバイクと車の衝突ですが、注意することによって防げるパターもいくらでも出てきます。
お互いの位置や意識を理解しながら、安全について考え、運転していかなければいけないでしょう。
怪我は接骨院でも治せますが、死亡事故となればどうにも手が打てません。
そういった事故につながりやすいのがバイクの交通事故となるため、十分な注意が必要なのです。
バイクの交通事故と安全装備
致死率が高いバイクの交通事故
バイクの交通事故は、非常に致死率が高いことで知られています。
館林でも起こるケースがありますが、いくら安全装備をつけていても大きな怪我につながるケースが出てくるのです。
統計から見ても非常に支持率が高いのは、警察庁が発表した統計でも見えてきます。平成29年の交通事故の発生状況から見ると、自動2輪乗車中の死傷者の数を全体の割合から見ると、1.45%にもなります。
普通自動車などの四輪車の事故と比較すると、こちらの致死率は0.32%です。
かなり大きな違いがあることが見えてくるでしょう。
割合からすれば、4.5倍もの致死率があることがわかります。
もちろん、分母の数にも違いがあり、一概に言えない部分があるのも確かです。
それでも、バイクの交通事故は、高い確率で大きな怪我をすると認識しなければいけません。
ヘルメットはフルフェイス
バイクでの交通事故を見てみると、主な損傷部位は頭部と胸部です。
実はこの二つの箇所だけで、怪我全体の70%にも及びます。
バイクの交通事故で怪我をすると、7割が頭部と胸部で何かしらのダメージを受けている以上、ヘルメットは絶対条件です。
死亡事故に繋がる損傷箇所としても、頭部は非常に大きな問題があります。
ほんの少しの怪我だと思っていても、実は脳で大きなダメージを受けており、後から大きな怪我に繋がるケースもあるでしょう。
実際に強い衝撃を受け、即死事故になる可能性もあります。
頭部を守る意味では、フルフェイスのヘルメットが基本です。
半キャップなどと呼ばれるヘルメットは、頭部を衝撃から守れない可能性が出てきます。
小さなバイクだから平気だと思う人もいるかもしれませんが、実際には関係ありません。
自分がスピードを出していなくても、事故に巻き込まれて、路面に叩きつけられば、フルフェイスにしておけば良かったと思っても間に合わないのです。
当然ヘルメットは義務化されているため、誰でも装着しなければいけません。
しかし、装着の仕方も大切です。
交通事故にあった時にヘルメットが抜けたりしないように、あご紐はしっかりと締めましょう。
死亡事故の中にはヘルメットが脱落してしまっている状況もあるため、自分を守る大事なポイントとなるのです。
自分を守るプロテクターの装着
バイクの交通事故の衝撃から身体を守るために、プロテクターを装着するのも大切です。
最近では簡単に手に入るようになってきましたが、保護用のプロテクターも色々と販売されています。
こちらは法律上任意です。
任意ですが頭部と胸部で70%という数値からも、上半身のプロテクターだけでも装着していれば命が助かったかもしれない事故が出てきます。
バイクはスマートでなければいけないと思う人もいるのは確かです。
見た目が野暮ったいと思う人もいるかもしれません。
しかし、自分の命は自分で守らなければいけないのです。
背骨を守るプロテクターもありますし、肩周りだけ装着する者も出てきています。
コンパクトなエアバッグ型まで出てきている以上、バイクを運転するなら、出来る限りの安全装備を装着するのが大切です。
バイクの交通事故の衝撃と怪我の重さ
バイクの交通事故の衝撃は大きい
館林でも多くの人がバイクを利用しています。
バイクは手軽で車よりも機動性が高いため、通勤や買い物などに利用する人の他、趣味でツーリングなどを楽しむのも良いでしょう。
しかし、一旦交通事故にでも会えば、非常に大きな怪我をします。
なぜバイクの事故が大きな怪我となるかといえば、車のように車体が守ってくれないからです。
交通事故の衝撃は凄まじいものがあり、バイクと車が衝突すれば、ドライバーは路面に叩きつけられたりします。
最近では背中を守るプロテクターなども出てきていますが、そもそも強い衝撃がかかることに変わりはありません。
事故を起こさないように走ると共に、なぜ危険なのかも考えて運転する必要があります。
バイクを巻き込む交通事故が起こりやすいパターン
バイクの事故が起こりやすい時間帯とは、早朝や夜です。
バイク側からすれば自分が車などを認識しています。
車側からはバイクの存在が分かりにくく、接触してしまう可能性が高まるのです。
この時間は通勤に使われていることが多く、急いでいる人もたくさんいます。
これはバイクだけではなく、車側も急いでいるケースが多いのです。
ゆとりを持って運転するのが大切ですが、誰もがそうとは限りません。
どうしても死角に入るケースも多く、大きな事故につながりやすいのです。
このような事故が起こりやすい場所として、右折や出会いがしらがあります。
交差点を右折するイメージを頭に思い浮かべるといいでしょう。
車は左折よりも大きく動きます。
この時に車の陰に隠れていた直進のバイクが、接触する事故がよくあるのです。
右折しようとしている車側から見ると、バイクが他の車の陰に隠れてしまい死角に入るケースがあります。
こうなると見つけたとしても間に合わないケースが出てくるんです。
どちらが先か、相手が止まるだろうといった意識の問題もありますが、死角に入る危険性を理解しなければいけません。
バイク側が右折するときも交通事故につながるケースが出てきます。
バイク側からすると車は直進してくると考えますが、中には譲ってくれるだろうと、そんな動きをする車もいるのです。
サンキュー事故と呼ばれますが、譲ってくれると思ったことで、バイク側は急いで右折しようとしたら車は譲る気がなかったというケースになります。
出会い頭の事故としても非常に大きな怪我を負うパターンとなるため、非常に危険なパターンと言われているのです。
頭部の怪我が死亡事故に繋がる
バイクの交通事故では、頭を怪我しやすいのも大きな問題です。
転倒した時に、路面に叩きつけられやすく、頭部を気がするケースが見られます。
ヘルメットをかぶっているから安全という意識もありますが、実際に死亡事故の大半は頭部の損傷によるものです。
むち打ちなどであれば、接骨院などで対処もできますが、この様な大きなダメージは対処不可能といってもいいでしょう。
ヘルメットもしっかりかぶっていれば、ダメージを吸収したかもしれません。
しかし、紐が緩んでいたり、そもそもヘルメットが耐久の限界を超えており、うまく機能しないケースも出てくるのです。