防衛運転の鉄則とは
ドライバーが持たなければいけない防衛運転
防衛運転を心がけている人は非常に多くなってきました。
本来言葉にしないでも、ドライバーが意識していかなければいけない部分です。
その防衛運転の中には心がけなければいけない鉄則がいくつもあります。
改めて自分が守れているかどうか、これから先も心がけなければいけない部分として認識し直す必要があるでしょう。
子供はバスやタクシーなどの影からは飛び出してくると考える
防衛運転では子供に注意するのが最初のポイントです。
子供は大人が想像している行動とは異なる場合がよくあります。
車がきているのに飛び出す可能性があるのもその行動の一つでしょう。
常に子供が飛び出すかもしれないという考えを持てば、安全運転に繋がるのは確かです。
道路に親子を見つけた時には、速度を落とし徐行するのが基本です。
特に道路を挟んで両側にいるのを見かけた時には子供が親の方向へ飛び出すかもしれません。
もちろん、子供が危険だと考えていればこのような行動は起こしませんが、車がいることを視野に入れていない可能性もあるのです。
飛び出すかもしれないと分かっていればこちらも準備ができます。
ブレーキも組めるようにしながら、すぐに停車できる速度に落とすことが防衛運転として大切です。
バスやタクシーが停車している時も危険があると考えなければいけません。
利用者はそれらの交通機関から降りてくるのです。
危険があると思って降りる人もいますが、車に気がつかない場合もあるでしょう。
交通事故に繋がる非常に危険な状況となるため、防衛運転が必要となるのです。
ドライバーとしての注意も大切
自転車を見かけた時にも注意が必要です。
自転車が急に曲がるかもしれませんし、倒れてくるかもしれません。
高齢者の方が突然飛び降りて止まってしまう状況を見たことがあるでしょう。
速度を落としてすれ違うと思っていたのに、突然飛び降りられてしまうと減速が間に合わない可能性もあるのです。
自転車は危険なものだと考え感覚を取って走ることが防衛運転につながります。
左折時には巻き込み事故を起こさないように注意します。
日本の車は右ハンドルが基本で左側通行です。
左側はどうしても死角になりやすく、バイクや歩行者がいても気がつかないことがあります。
これが巻き込み事故につながるため、防衛運転として初めからリスクがあるものだと考え運転しなければいけません。
そこにいるものだと思えば、注意を払うことができるはずです。
意外と思っていたり自分が大丈夫だと思ったりすると、交通事故のリスクは跳ね上がります。
自分の車が急停車した時に後ろの車はどう考えるか考え直してみましょう。
急ブレーキを踏んで止まられると対応が間に合わないかもしれません。
その場合後ろの車が悪いと言えるでしょうか。
交通事故になることには何も変わりはありません。
後ろの車が車間距離をとっていたとしても、ある程度速度が出ていれば急停車されると間に合わないのです。
こうした事故を起こさないためにも急停車を避ければいいだけでしょう。
防衛運転の基本的な部分となるため、ドライバーとして理解しなければいけないのです。